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プロフィール
すぎはら
1968年福岡生まれ。男性。
2000年に開園。「ちびはる保育園 原田」「ちびはる保育園 基山」「ちびザウルスのひみつきち」3園の園長。また「病児保育のスタンドバイ」代表。
大学生の息子二人と特別支援学校中等部2年生の娘の父。
「え~!とても大学生のお子さんがいるようには見えませんよ」と言われるのが好き(笑)



歳を取るのは、なんだか辛いというか、悲しい気持ちになりますよね。
これまで出来ていたことが出来なくなったりするので。自分の可能性が刻々と減っていくような。。。

でも歳を重ねて経験値を積まないと出来ないことっていうのもあるし、何かとの出会いで新しい扉が開く感覚も大切にしたいです。


最近思うのは「隣の芝生は永遠に青い」です。
その事実を受け止めたうえで、「自分にとって一番大切なもの・価値観」をしっかり意識してみることが大切なような気がします。

いろいろ毎日ありますが、「愚痴は不幸を呼ぶ呪文」だそうですので、なるべくいろんなことに感謝しながら、生きていけたらと思っています。



あんまり旅行は得意ではないけれど、いつかオーロラ見に行ってみたいと、最近は思うようになりました。
自分のちっぽけさを感じて、そのうえで感じることって大切ですよね、きっと。





2012年06月26日

気持ちの問題

今日は実は朝からかなり体調が悪く。。。なかなか身体が思うように動かず、参った気分でした。

こういう時って周りが楽しそうであればあるほど、なんだか自分の体調の悪さが自分の中で際立ってきませんか?



お昼過ぎ、年中さん(5~6歳)が縄跳びの練習をしていました。

で、私も何気なくその子たちを指導してました。指導と言っても、きつかったので、座って声をかけるだけです。


ある女の子が10回を目標に練習してます。これまでの最高は6回くらいだったようです。この時期の年中さんですから、跳べなくても当然です。


その子は失敗しても失敗しても挑戦します。おしゃべりはほとんどせずに、とにかく繰り返し挑戦します。
休ませるために何度も声掛けしなければならないほどです。

大抵は4回か5回で引っかかってしまいます。着地の足がふらついてきてましたし、ジャンプ力も足りないように感じます。
せめて自己ベストを、と思いましたが「今日は無理だろうな」と思って見ていました。 そんなときもありますから。

「今日はもういいよ」と言ってあげたかったのですが、その子、やる気はすごいんですね。
「練習しすぎて、筋肉と心肺の疲労で跳べるものも跳べなくなってくる」というような理屈を、幼児なので知りません。「次は跳べるはず!」って感じで汗をかきながら挑戦してきます。

「練習頑張ったらできるようになる」と、普段我々職員が言うことを純粋に信じているのでしょう。
あきらめ気味の私からすると、ちょっと不憫な気さえしてきました。




ところが…


なんと一気に32回跳んだんです。


私が声に出して数えてあげてたんですが、15回超えたくらいで驚愕し、20回超えたあたりで感動してしまって、目の前で起きている奇跡に、うまく数えられなくなりそうでした。
ついさっきまで、5回くらいしか跳べなかった子が…



彼女さえ自分で自分の成し遂げたことをすぐには理解できていないような表情でした。あるいは、どう喜んでいいのかわからないほど、嬉しかったのだと思います。


彼女の努力に、縄跳びの神様が微笑んでくれた瞬間です。



その子と縄跳びの神様のパワーは、私の身体的辛さも吹き飛ばしていました。

世間から見れば小さな小さな出来事ですが、私には様々な教訓を含んだノンフィクションドラマでした。




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Posted by すぎはら at 18:30 │園長のど~でもいい話