2017年08月27日
やり抜く力
ツタヤとか行くと、まだ目立つところに置いてあるこの本、何度か読んでます。
軽く説明すると、本の前半は
人は持って生まれた向き不向きや才能があり、才能がない人は才能がある人間を越えられない
…と、思っていたが、才能が数値的に明らかにある人を、数値的に明らかに劣っている人が追い越すことがよくある
これは何故か。
それを科学的に分析して、
結果的に「やり抜く力」というものを持っている人が、持って生まれた才能がある人を追い抜いていく。
というような内容です。
面白いのは、この「やり抜く力」がどれくらいなのか、読者もアンケートを答えていくと数値化されて、自分の「やり抜く力」が平均より上なのか下なのか、とかわかるとこですね。
で、まぁそこまで読んで多くの人はこう思います。
「っていうか、じゃあその『やり抜く力』なるものが、持って生まれた才能みたいなもんやん」 と。。
私って受験勉強もてきとーにしかしなかったし、ダイエットとかも続かないし、日記とかその他いろいろ続かないも~ん
子どものころからずっとそうだし、きっとこの「やり抜けない力」こそ私の持って生まれたものだも~ん
…といった感じで。
で、ここからこの本の後半。
「やり抜く力を後天的に伸ばす」に入っていきます。
で、「どうやれば子どもの『やり抜く力を伸ばせるか』」という、親目線の章もあり。
伸ばす声掛けと伸ばさない声掛けとの比較表とかもあります。
例えば「ほめ方」であっても
「まあ、挑戦しただけ偉いよ」ではなく「今回はうまくいかなかったね。一緒に今回の方法を見直して、どうやったらうまくいくか考えてみよう」
が、「やり抜く力」を伸ばすし、
「これは難しいね。出来なくても仕方ないよ」ではなく「これは難しいね。すぐに出来なくても気にしなくていいよ」
が、「やり抜く力」を伸ばす、といった内容です。
ま、軽く読むくらいがちょうどいいのかな。
少なくとも一面的に 「子どもはほめて育てて、親は決して感情的になってはいけません」的な薄っぺらい綺麗ごとではないです。
何より科学的にアプローチしていくので、説得力はあるかな。
いづれにしても、学歴とか身体的な何かより、結局はこの「やり抜く力」こそ、この厳しく辛い道のりを進んでいく最強アイテムである、
と私は思います。
思うだけで、ないけどね(^^;
Posted by すぎはら at 12:31
│園長のど~でもいい話