2013年12月17日
育児書みたいにできませんっ!②
「ほめて育てる」は大切ですが「ダメとは言ってはいけません」という育児論にはうんざりします。
適当に「ふ~ん」でスルー出来るお母さんはいいですよ。
でも、育児に真面目に悩んでて、ストレス強い時に「ダメと言ってはいけない」みたいな情報が入ると、どうしても頭に残るし、「ダメ」と言うたびに「私って母親失格」みたいな気になりません?
思い切って言いますけど、育児上で一番大切なのはとっても簡単。「自己肯定感」だけです。
「僕は僕でいいんだ」「私は私でいいんだ」という気持ちを持たせてあげたらいいんです。
それがないと、妙に親の顔色みたり、他人との比較でコンプレックス感じたりとかがひどくなるんです。
だから「僕は僕でいいんだ」と感じてもらえばいいんです。
ではどうやって?
これも簡単。
たとえばあなたが誰か異性に愛されているという実感を持てる時ってどういう時ですか。
言葉でしっかり伝えてもらって、しっかりスキンシップがあって、そのまんまの自分を受け入れてもらえている感覚があるときに「私は私でいいんだ」と思いませんか。
ついでに考えてもらいたいんですけど、一緒にいる時間がたくさんあれば、夫婦はより仲良くなると思いますか。比例していると思いますか。ご主人が自宅にいる時間が今より3倍増えたら、愛情も3倍増えますか。
増えません。例外なしとは言いませんが、時間は二の次の問題です。長期の単身赴任でも、しっかり愛し合えている夫婦は絶対に多くいると思います。
こどももそうです。
一緒に一日べったり過ごしたら「愛情たっぷり注いでます」とかって感じで、こどもがすくすく育つってわけではありません。
3歳までは家庭保育を、とか昔よく聞きましたが、一緒に過ごして、こどもからの声掛けにいつも適当に返事したり、自分のペースで一日が過ぎないことにイライラするくらいなら(よくあることだと思います)、こどもはこどもで園で遊び、親は親で自分の時間を持つ工夫をすべきなんです。
ことばと体温で、しっかり「あなたが大好き」ということを、時々伝え合えればいいんです。
「大丈夫。何があってもあなたのことを嫌いになったりしないから」
そういう自己肯定感を与えた上で、しつけをどうするか。です。
ここがポイントなんですけど「ほめる」は育児に限らずですが、人を前向きにさせるツールですし、ツールでしかありません。
何か悪いことをしたときに、親として絶対二度とこのようなことをわが子にしてほしくないと思った時に、烈火のごとく叱ったとして、そこに自己肯定感があれば、その烈火のごとくの叱責も、こどもは愛情だと感じます。
「僕のことを本当に大切に思っているから、こんなに叱られるんだ」
学生時代を思い出してください。
「本当に私のことを思って真剣に厳しく叱ってくれた先生」はいませんでしたか。
叱られたことに愛情を感じませんでしたか。
ほめればいいってものでは絶対ないです。
ほめてばっかりだったら、打たれ弱い性格になりますよ、そりゃ。
だって、社会に出ればいっぱい厳しい思いするし、ほめてなんてまずもらえないでしょ。誰にほめてもらえています?
厳しく叱られ、落ち込み、立ち上がる。その経験を繰り返して「必ず乗り越えられる」と学べるのではないでしょうか。
「ダメと言わない保育」では、その学びの機会を奪っていることにはならないですか。
真面目なお母さん、どうか育児を難しく考えないでください。
① 「あなたのこと、何があっても嫌いになんてならないよ」を伝える
② ほめるときはほめて、ダメなものはダメと言う
簡単です。
20年 その③ 「寄付への思い」
20年 その② 「寄付について 難病児支援」
20年 その① 「20年、続いたその自分のために」
我々はもっと自分の頑張りを肯定していい気がします
今年は…
19時からは
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Posted by すぎはら at 16:46│Comments(0)
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